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【発作が減少】3歳の女の子の命を日々守っている「てんかん発作探知犬」の能力のすごさに脱帽…

 

2016.09.03-04-00

てんかん発作探知犬

”てんかん発作探知犬”という『サービス・ドッグ』が存在していることをご存知ですか?

日本でよく知られている『サービス・ドッグ』は、盲導犬、聴導犬、介助犬ですが、海外には、”てんかん発作探知犬”や”糖尿病探知犬”など様々な訓練を受けた『サービス・ドッグ』が存在しています。『サービス・ドッグ』とは、体に何か問題を抱えた人間のために働いてくれる補助犬です。

‘ジェリー・スプリンガー‘は、その”てんかん発作探知犬”として訓練された犬です。

”てんかん発作探知犬”のジェリー・スプリンガーとキーナちゃん

命を守る重要な任務

ジェリーが守るのは3歳の難治性てんかんを抱えているキーナちゃん。彼の任務は、てんかんの発作からキーナちゃんを守ること。

ジェリーは、キーナちゃんの発作が起きる30分前に、それを察知して家族に報せます。どうして30分前にわかるのでしょうか?彼には発作が予知できるよう訓練されているからです。

ジェリーの警告は間違ったことはありません。

そのため、家族は発作を抑える薬を発作が起きる前にキーナちゃんに飲ませることができるのです。

これは、キーナちゃんの命にもかかわる重要な任務です。

ジェリーはキーナちゃんの命を守っている

ぴったりとくっついて離れない

キーナちゃんが発作を起こしそうになったり、気分がすぐれない時は、ジェリーはキーナちゃんに、まるで接着剤でくっつけられたようにぴったりとくっついて離れません。

探知犬ジェリー・スプリンガー(雄)とキーナちゃん

迷い犬として動物シェルターに保護されていた

ジェリーは迷い犬として、動物シェルターで保護されていた犬でした。

その犬を王立カナダ騎馬警察(カナダ連邦政府の警察 the Royal Canadian Mounted Police 通称:RCMP )のドッグトレーナーが訓練しました。そして、カナダのウィニペグにあるMSAR Service Dogsのドッグトレーナー責任者であるレオナードさんにジェリーは引き渡されたました。

「私はとても素晴らしい犬を見つけました。この犬をあなたに託します。ジェリーは、きっと期待を裏切らない働きをしてくれることと、確信しています。」とジェリーの素晴らしい能力を見出した王立カナダ騎馬警察のドッグトレーナーからのメッセージが添えられていました。

カナダ・ウィニペグに本拠地を置くセラピードッグやサービスドッグの育成を行っている民間団体の「msar.ca」…

動物シェルターに収容されていたジェリーはここのドッグトレーナーにその才能を見いだされました。

ジェリーは大変優秀な犬だった

キーナちゃんの命を守ることが任務

ジェリーはとてもフレンドリーな性格を持っており、その優秀さから、常に命の危険に晒されているような人に対して、守ることができるように訓練されました。キーナちゃんのような子の役に立つ犬として、訓練されてきたのです。

キーナちゃんがジェリーと出会うまでは、発作がいつどんな時に起きるかわからず、常に命の危険が伴っていたので、医師からは、キーナちゃんには、脳の手術が必要だと言われていました。

しかし、1年前にキーナちゃんはジェリーと出会いました。ジェリーはキーナちゃんの家に来てからわずか2日で、キーナちゃんの発作を予知できるようになりました。母親に‘キーナちゃんのてんかんの発作が起きる‘と報せるようになりました。最初は発作の起きる数分前に、そして10分前に、最終的に30分前に、予知できるようになっていたのです。

ジェリーはキーナちゃんの命を毎日守っています。

キーナちゃんの命を常に守っているジェリー

発作が減った!

ジェリーと出会う前のキーナちゃんは、毎月発作を25回~40回も起こしていました。ですが、驚くことにジェリーと出会ってからは、発作を起こす回数がだんだん減っていき、今ではなんと月に1回の発作を起こすだけになっています。

ジェリーをてんかん発作探知犬として訓練したドッグトレーナーのMSAR Service Dogsのレオナードさんは、「ジェリーは特別な犬です。動物シェルターで誰もジェリーのことを欲しがりませんでした。その犬が私たちの所に連れてこられ、そしてキーナちゃんと出会い、この小さな女の子の命を守るようになったのです。」と語っています。

ジェリーが家に来る前は、キーナちゃんの母親は、毎晩、キーナちゃんに添い寝して彼女が発作を起こさないか監視していなければなりませんでしたが、もうその役目から解放されました。

今は、母親が寝ていた場所にジェリーが寝ています。ジェリーはそうすることでジェリー自身もとても幸せを感じているのです。

キーナちゃんと一緒に寝るジェリー

何故、”てんかん発作探知犬”は、事前に発作を予知できるのか?

医学的、科学的にはまったく未解明ながらも、このてんかん発作を数十秒~数時間前に予知して飼い主に警告を発するという犬が多数報告されています。(中略)

「犬がてんかんを予知する」という不思議な現象は、仮説の域を出ていないものの、おおむね以下の3つの説で説明されます。 (中略)

☆発作前に現れる飼い主の微妙なしぐさの変化を読み取っている
☆発作前に脳内で発生する電気的な変化を感知している
☆発作前に発せられる何らかの未知の化学物質を嗅ぎ取っている

出典 http://www.koinuno-heya.com

飼い主のてんかんの発作を知らせてくれるようになった愛犬

時に犬は、訓練しなくてもその素晴らしい能力を飼い主のために発揮することもあります。そして特別な訓練を受けることで様々な能力を発揮する犬たちもいます。犬は人間にとって、最高のパートナーになれる動物です。

そんな犬たちを、人間は捨てたり、虐待したり、殺処分しているわけですが、犬の持つ素晴らしい能力にもっと注目し、上手に共存できる世の中になれることを心から望んでいます。

薬や機械に頼らなくても、新しい物をわざわざ作り出さなくても、犬の持つ能力によって解決できることもこの世の中にはもしかしたら、たくさんあるかもしれません。

実際、上記のお話に出てくるキーナちゃんは、ジェリーが来てから発作が減少したといいます。そのメカニズムが解明されれば、てんかんの発作から救われる人も出てくるかもしれませんね。


via:spotlight

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