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【昨今のペットブームについて考えさせられる】「ワトソンの物語」終生飼育しない人たちの犠牲になる悲しい‘生‘

 

2016.08.18-07-00

1匹の捨て犬が教えてくれること「ワトソンの物語」

生きていることを報せた犬

2016年8月7日(日)、道路わきの草むらに痩せこけた犬が横たわっていました。

発見した人は、もう犬が死んでいると思いながら近寄ってみたのですが。。犬は、自分が生きていることを報せるかのごとく、少し動いたのです。

もう死んでいると思った犬が動いた

救助

発見した人は、直ちに地元の動物愛護団体に、犬を助けてもらうように電話しました。

連絡を受けた動物愛護団体は、すぐに駆け付けました。

まるで、犬は、誰かに助けてもらうために、そこに横たわっていたようでした。

「私が犬に近寄っても、立ち上がることすらできないくらいとても弱った状態でした。

私はゆっくりと彼を立ち上がらせました。そして首にリードをかけて車まで誘導しました。」と救助に駆けつけたスタッフのサマンサさんはその時のことを語りました。

やっと助かった。。そうしみじみと彼はまるで考えているような。。そんな一枚です。(救出された車の中で)

ワトソン

犬には‘ワトソン‘という名前がつけられました。

ワトソンは、すぐに獣医に連れていかれ様々な検査を受けました。

その結果、ワトソンはおよそ10歳くらいの雄で、たくさんの問題を抱えていることがわかりました。

ワトソンには、殆ど歯がありませんでした。

殆どの歯が抜け落ちていた

ワトソンが抱えている様々な問題

ワトソンは、2種類の疥癬、犬糸状虫症(フィラリア症の一種)、心臓病を患っていました。

そして、ワトソンは見てもわかるように激やせしています。かなりの栄養失調状態であばら骨が見えていました。

彼は、これまでの犬生の殆どを鎖でつながれたまま外で放置されていたと考えられます。

そして最終的に捨てられてしまったのではというのがワトソンから読み取れることでした。

辛い犬生を送ってきたワトソン

僕は生き続けたい

ワトソンは、ひどい状態であるにもかかわらず、食べて、飲んで、そして尻尾をノンストップで振り続けていました。

助けてもらったことがよほど嬉しかったみたいです。そして、‘僕は生き続けたい‘という気持ちが周囲に痛いほど伝わってきました。

助けてもらったことが本当に嬉しかったワトソン

‘安全‘と‘幸せ‘がワトソンに約束された

ワトソンは、体が回復するまで ”Houston K911 Rescue”(ワトソンを救出した動物愛護団体)のスタッフの家で過ごすことになりました。

ワトソンは、もう孤独ではありません。 Houston K911 Rescueによって、安全が保障され、幸せになることが約束されました。

もう大丈夫、もう孤独じゃない

本来持っているはずのモノを持っていなかったワトソン

Houston K-911 Rescueのアンナさんは「私たちは、ワトソンが心から待ち望んでいたであろう保護者をめざします。」と宣言しました。

「ワトソンは、もう二度と以前のようなひどい目には遭わせません。

本来、愛犬が持っているはずのモノをワトソンは長い間持っていませんでした。それは‘抱擁‘と‘安心‘と‘愛‘がある生活です。それをこれからワトソンに与え続けます。」

ワトソンがこれまで得られなかった‘愛のある暮らし‘を与えます

家の中に入ったことがなかった

ワトソンが回復するまでの仮住まいは、最初にワトソンを救出したサマンサさんの家に決まりました。

でも、サマンサさんの家にワトソンを招き入れた時、彼は、家の中に入ってこようとはしませんでした。

それはまるで家の中に、これまで1度も入ったことがないかのようでした。ワトソンは、どうしていいのかわからない状態になっていたのです。

家の中に入っていいのか迷っているワトソン

何もかもが初体験

「ワトソンは、間違いなく外犬でした。家の中には一度も入ったことがなかったのでしょう。

入っていいのよ!と声をかけても、‘本当にいいのだろうか?‘とすごく迷っていました。

更に、ワトソンは、ベッドやソファーも初めてでした。何もかもが10歳のワトソンにとっては、初めての内犬としての体験でした。」とサマンサさん。

家の中の生活に戸惑いを示していたワトソン

心地よさを楽しむ余裕が出はじめた

ワトソンが家の中に慣れるまで1~2日かかりました。

家の中に入ってても怒られない、ベッドで寝ててもいいんだ、ソファーにいてもいいんだということがだんだん理解できてきました。そして、その心地よさを楽しむようになってきました。

心地よさを楽しむ余裕が出てきたワトソン

愛のある暮らし

ワトソンは、サマンサさんの家の中に迎え入れられ、自分が歓迎されていることがやっと判り始めたようです。これまでのワトソンが味わってきたことがない愛のある新しい生活が始まったのです。

愛のある新しい生活のスタート

生まれ変わったワトソン

サマンサさんは、ワトソンの歓迎会を催しました。

たくさんの人々を呼んで、甘やかされる、可愛がられる、愛されるということを知ってもらおうと考えたのです。

手作りの犬用ケーキも用意して、新しいワトソンに生まれ変わることを記念して祝いました。

ワトソンは生まれ変わったのです

療養中のワトソン

ワトソンには、まだ里親探しは行われていません。ワトソンの抱えている病気が治るまで、彼は動物愛護団体のスタッフのサマンサさんの家で、療養中の身となっています。

ワトソンは、今、その時間を楽しんでいます。

ワトソンは犬生を今、楽しんでいます。

ワトソンが教えてくれること

「ワトソンは、‘夢を叶えることに対して遅すぎるということはない‘ということをまるで教えてくれるみたいです。」とサマンサさん。

夢を叶えることに遅すぎるということはない

ワトソンが救出されたのは、テキサス州ヒューストンです。

そこには、たくさんの数の野良犬たちがいます。殆どが捨て犬たちです。

捨て犬の数は、飼育放棄する人の数にほぼ等しいのです。それは、それだけ捨て犬を平気でする無責任な人たちがたくさんいるということになります。

人間に飼われていた犬が、人間に餌をもらっていた犬が、飼育途中で道路や山に捨てられた場合、犬たちは、自分で餌を得ることはできません。

また、様々な病気や感染症にもかかります。

ワトソンがかかっていた疥癬は、ダニが原因です。更に犬糸虫症は蚊が原因です。

それらは、人間が予防してやることが必要なのです。

ちゃんと予防していれば、かからない病気です。でも、飼育放棄して途中で犬を捨ててしまった場合、予防する人もなく、いずれ感染してしまいます。

ペットを途中で捨てるということは、そのペットの命を奪うことに等しいのです。

捨てられた犬たちは、飢餓に苦しみ、感染症や病気に苦しみ、そして交通事故とも常に隣り合わせです。

そういう状況に追い込むことを意識もせず、いらないから捨てる、歳とったから捨てる、病気になったから捨てる、引っ越すから捨てるというのはあまりにも無責任で残酷なしうちです。

ペットも家族です。無償の愛を与えてくれます。その純粋な気持ちをけして裏切ってはいけません。

ペットを飼うのなら、終世飼育が絶対条件だということを頭に入れてもらいたいと思います。

「ワトソンの物語」は、私たち人間にそれを教えてくれていると、米国では話題になっています。

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via:spotlight

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