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不衛生なパピーミルでの生活で病気だらけの体になった『ブルドッグ』に運命を感じて引き取った女性は…

 

2016.08.14-05-00

パピーミルで過ごしていた犬

シュニッツェルはイングリッシュ・ブルドッグです。彼女の犬生の前半は、米国アイオワ州のパピーミル(子犬工場)の狭い檻の中で過ごしました。最悪の環境で、次から次へと子犬を産まされ続けていたのです。

シュニッツェル

ほとんどのペットショップは、「子犬の小売店」なのです。その卸業者が「パピーミル」、つまりは「子犬工場」です。

パピーミルでパグの救出に来たボランティア団体に偶然発見される

テキサス州に本拠地をおくDFW Pug Rescueのボランティアたちが、運営を中止するパピーミルから37頭のパグを救出しました。その時、偶然、檻の中にいるイングリッシュ・ブルドッグ(シュニッツェルとその姉妹たち)も発見したのです。

ボランティアたちは、パピーミルの経営者に檻の中のブルドッグたちはどうするつもりかを尋ねました。すると経営者はこう答えたのです。「たぶん、全員殺す。」

そう聞いては、ブルドッグたひもほっとけません。パグ専門の動物保護団体なのですが、檻の中にいたブルドッグたちも一緒に救出しました。

狭い檻の中に閉じ込められていた犬たち

パピーミルでの不衛生な環境で様々な問題を抱えてしまったシュニッツェル

救出されたブルドッグたち3頭は、ブルドッグ専門の動物保護団体Lone Star Bulldog Club Rescueが受け入れてくれました。

3頭はシュニッツェル、アンジェリーナ、ジョリーと名前がつけられました。

中でもシュニッツェルは様々なトラブルを抱えた犬でした。彼女の両目は‘チェリーアイ‘になっていて、目が見えない状態でした。

更に胃が弱っていて、肌は‘毛包虫症‘と‘疥癬‘にかかっており、耳も感染症があり、尾を切断されたことにより感染症に、ケネルコフ‘もあり、肺炎にもなっていました。

シュニッツェルはチェリーアイ、疥癬、毛包虫症、耳と尾が感染症、胃弱、ケネルコフ、肺炎と問題は盛りだくさん…

犬のチェリーアイとは、第三眼瞼(だいさんがんけん, 瞬膜とも)の裏側にある腺が炎症を起こし、赤く腫れ上がった状態のことです。

正式には「第三眼瞼腺脱出」と言いますが、外に盛り上がった状態がさくらんぼに似ていることから「チェリーアイ」と呼ばれます。

犬の毛包虫症とは、毛包虫(ニキビダニ)が犬の毛包や皮脂腺に寄生して炎症を引き起こした状態のことです。「アカルス」、「ニキビダニ症」とも呼ばれます。

犬の疥癬とは、皮膚にイヌセンコウヒゼンダニが寄生して炎症を引き起こした状態を言います。

全てパピーミルでの不衛生な環境が原因

問題多しのシュニッツェルを欲しいという人が!!

こんなに多くの問題を抱えたシュニッツェルは、里親が現れないだろうと心配されていましたが、意外にもすぐにシュニッツェルを欲しいという人が現れたのです。

すぐにシュニッツェルを欲しいという人が現れました!

愛犬ハマーのパートナー探し

アシュリーと夫のハンスさんは、自分たちが飼っているブルドッグのハマーのパートナーを探しにLone Star Bulldog Club Rescueを訪れました。

そして、問題を抱えていないアンジェリーナでもなく、ジョリーでもなく、問題だらけのシュニッツェルに対して、妻のアシュリーさんは一目ぼれしてしまいました。

夫のハンスさんは、アシュリーさんが何故、そんなトラブルをたくさん抱えた犬を妻が選んだのか理解できませんでした。しかし、ハマーも、シュニッツェルに対して、好意を抱いたのです。

ハマーとシュニッツェルは相性がとても良かった

過酷なパピーミルでの生活で人間嫌いに

アシュリーさんは、シュニッツェルが健康面でも、精神面でも、たくさんの問題を抱えていることは承知していました。でも、それらすべてを受け入れたのです。

シュニッツェルは精神的にも、過酷なパピーミルでの生活から人間嫌いになっていました。

でも、アシュリーさんは、シュニッツェルと不思議と心が通いあったのだと言います。

「シュニッツェルは、長い間、人間によって酷い劣悪な生活を強いられていたので、人間不信になっていますが、それは、本来のシュニッツェルとは違うはずです。シュニッツェルはダイエットも必要ですね。」とアシュリーさん。

人間不信のシュニッツェルだが、ハマーにはすぐになつきました。

新しい環境に戸惑いが

シュニッツェルは新しい家になじむことが中々できませんでした。ずっと狭い檻の中に入れられていたので、何もかもが初めての経験で戸惑ってしまったのです。

ソファーでくつろぐことも、最初はできませんでした。パピーミルでは、1度もくつろぐことがなかったのですから。

糞尿もそれまで檻の中で垂れ流し状態で過ごしてきたのですが、新しい家の中ではそういうわけにはいきません。トイレトレーニングに格闘しました。

でも、アシュレーさんも、ハンズさんもけして諦めませんでした。

彼女のダイエットも、とても難しかったのです。でも、少しずつ、少しずつ、シュニッツェルは新しい環境に慣れていきました。

少しずつ新しい環境に順応していきました

ハマーが認知症に

シュニッツェルが新しい環境になじんだころ、今度はハマーが認知症になってしまいました。

ハマーは、シュニッツェルが誰かさえ分からなくなる時があり、攻撃的になります。でも、2匹はなんとかうまくいってます。

認知症を発病したハマー

新しい仲間が

そんな2匹のところに、新しい仲間が1匹加わりました。ブラートヴルスト(雄)です。

アシュレーさんいわく「こんなに気楽な犬は私はこれまで会ったことがないです。」雄同志ですがハマーとブラートヴルストはとても相性がいいみたいです。

ハマーが時々、 とてもクレイジーになるのですが、ブラートヴルストがそんなハマーをなだめます。

更にシュニッツェルが時々グズグズになるのですが、ブラートヴルストがそれも抑えてくれるのです。ブラートヴルストは2匹の面倒を看てくれるようになりました。

ブラートヴルストとシュニッツェルは、かつて同じパピーミルにいました。

ブラートヴルストは、他の家に引き取られたのですが、再びLone Star Bulldog Club Rescueに戻されてしまい、同団体がアシュレーさんに、ブラートヴルストの面倒みてもらえないかと言ってきたのです。それでアシュレーさんが引き取ることにしたのです。

ブラートヴルストとシュニッツェルは最初の犬生を同じパピーミルで過ごし、最後の犬生も同じ家で一緒に過ごすことになったのです。

そして、ブラートヴルストを引き取ったことで、3匹の調和がとれるようになったそうです。これも運命ですね!

同じパピーミル出身の2匹

パピーミルがいかに不衛生な環境だったのか、シュニッツェルの体が証明していますね。

問題だらけのシュニッツェルをアシュレーさんが一目ぼれをして引き取ったわけですが、何か運命みたいなものを感じたそうです。

ハマーとシュニッツェル、そして最後にまるで赤い糸を辿ってやってきたようなブラートヴルストも加わって、3匹の調和がとれたというのがやはり運命だったのでしょう。

3匹とも、良い家庭に恵まれているので、きっと最後まで幸せに暮らせることでしょう。

アシュレーさんはこれらの犬たちを見ているといろいろ学ぶことがあると最後に言われています。そういう考え方ができるアシュレーさん自身、素晴らしい人だと感じます。

お幸せに!


via:spotlight

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